一年の始めを祝い、皇室の弥栄と氏子崇敬者の健勝と多幸を祈り執り行われる神事。
家庭の門松やしめ縄を、お祓いをして焚き上げ正月を締めくくる神事。併せて昨年お祀りした神棚の御札、古くなったお守りなども一緒に焚き上げます。
冬と春との季節の分かれ目に行われるこの節分祭には、除疫・招福が祈願されます。五メートルの鬼の面を焼く鬼やらい神事をして諸々の災厄を祓い福を招きます。人形(ひとがた)と呼ばれる紙に自身の罪や穢(けが)れを移し、それを鬼の面に貼り、焚き上げることによってお祓いをする行事です。
御蚊帳垂神事[おかちょうたれのしんじ]
拝殿に御蚊帳を垂れ、この年の五穀豊穣や工業、商業の繁栄を祈願し、みこしや舞の奉納をする春の大祭です。
御蚊帳を垂らし、神様にご奉納するのは、農作物に害をなす虫を封じる意味があると伝えられています。
茅の輪くぐりや形代祓えで夏の悪い虫を封じ込める神事。
半年間の罪や穢れを人形(ひとがた)と呼ばれる紙に移し、お祓いした後水に流します。
田村神社では夏越祭の前日6月30日にも水無月の大祓式を執り行っております。
七夕祭は短冊に願いをこめ彦星、織姫に願いを届けるお祭りです。
参拝者の方々に短冊を吊していただいた笹を焚き上げる神事。
子供達の歌声とともに焚き上げる短冊の願いが、天上におはします神々に届くようにと祈願いたしております。
田村神社の末社である宮島社の例祭。
ご先祖の御霊慰め(みたまなごめ)に始まり、子孫繁栄や家内安全など様々なご祈願を灯籠に託し灯す夏の涼祭です。
御蚊帳撤神事[おかちょうあげのしんじ]本殿の蚊帳を撤し、みこし、獅子舞、巫女舞などを奉納し収穫を祝う秋の大祭。
大神様の御神霊を御神輿に遷し、御旅所への神幸が行われます。
家庭の古い人形を忌み火にて焚きあげ、供養する神事です。
半年の罪穢れを祓い落とす神事。
古歌に曰く
「水無月の 夏越の祓する人は 千歳の齢延ぶというなり」
「年越しの 師走の祓する人は 延寿の春を招ぶ(よぶ)といふなり」
末社素婆倶羅社にて毎月24日に行う神事。
4月23・24日は春祭り。9月23・24日は秋祭り。
商売繁昌の神様として親しまれているお稲荷様。
お祭りでは稲荷ずしをお供えしロウソクを灯しています。
お稲荷さんといえば朱色の鳥居ですが、朱色は豊年をあらわす色と伝えられています。
縁起をかつぐ商売人達が朱塗りの鳥居を神社に奉納し、商売繁昌を祈願したのが、朱塗り鳥居の始まりとも云われています。